真夜中の喧嘩

真夜中の喧嘩ほど厄介なモノはない。
それも隣家で起こった喧嘩であれば。
街頭ならその場から離れればいい。
巻き込まれるぐらいなら、卑怯者と詰られる方を選ぶ。
しかし、自宅の場合はそうもいかない。
聞こえぬ振りをしたくとも出来ない程の奇声を発しているのだ。
警告をしたくとも、時間が悪すぎる。
ダダ漏れですよ、と忠告する程親しくもない。
せいぜい自分は気を付けようと心に決めるだけだ。
それにしても、お風呂場は危険だ。
迂闊な発言は慎み、大人しくするに限る。